子どもの成長がくれる“感動”を、親が一番近くで感じられるように。〜私が教育を仕事に選んだ理由〜
先日、2年ほど前に購入した本を再読しました。
2度目なのに改めて「すごいな…」と思いながらあっという間に読み終えたのがこちら。
東京ディズニーリゾートの創業に携われた方が書いた本で、マーケティングというよりも、ディズニーの感動をつくりだす人々の頭と心をのぞかせてもらえたような本でした。
この本を改めて読みながら、自分の今していることを考えたのです。
「私は教育を仕事として選んだけれど、何が楽しくてこの仕事をしているのだろう?」と。

レッスンをしたりブログを書いたりしていると、どうにも真面目くさった話が増えてしまうことが、常に悩みの種でした。
教育の世界は現実的かつ理論的なことがほとんど。
piecesでは「ゆたかでたのしい人生を送れるように」という想いのキャッチコピーを掲げていますが、正直言って「ゆたかでたのしい人生」を送るためには、ある程度苦しいことも乗り越えなければいけません。
「世の中そんなにあまくない」を伝えるのも教育です。笑
でも、真面目で正論ばかりを並べられたら苦しくなってしまう。
じゃあ一体どうしたら私の想う教育が伝えられるのかな、と…。

(これは3歳の頃)
そんな中でこの本を読みながら、「私が教育を好きな理由ってなんだ?」とふと思いました。
得意だから?
いや…最初から得意だったわけではありません。
元々子どもは好きだったけど、教育学部に入ってすぐは、何を話していいかわからずに立ち尽くしていたこともありました。
教えるのも好きだけど、好きだからこそしゃべりすぎて「ただずっと説明している人」にしかなっておらず、相手が全く育たない状態の時期もありました。
「どうしたら伝わるのかな。」
「どうしたら相手が変わるかな。」
そんなことを常に考え、試行錯誤までして、今にたどり着けたのはなぜか。
人の成長の瞬間を、1つでも多く見たいからだ…!

子どもが生まれ、徐々に首が座り、寝返りを打てるようになって大喜びしました。
そのうち一人で座れるようになり、ついには立ち上がって、自分の足で歩き出す。
子どもが幼い頃は、成長の感動が本当にたくさんありました。
でも、小学生にもなれば、歩けることも話せることも当たり前なことになってしまって、いつの間にか「テストの点数が悪い」「走るのが他の子よりも遅い」なんて周りと比べ、できないことばかりを探すように。
「あぁ、子育てって難しい…」
感動の連続だったあのかわいい時期に戻ってほしい〜!と嘆く親を何人見たかわかりません。
…いやいや。
子どもは今も成長してるのに…。
そして、まだ成長する種も、たくさんもっているのに!
だから私は、その成長の感動を、できるだけ長く、一番近くにいる親が見続けられるようなお手伝いがしたいんだ。
この本を読んで、改めてそんなことに気づきました。

教育の専門的な知識は難しいことも多く、テクニックもすぐに身に付けられるわけではないかもしれません。
だけど、知っていると気持ちが楽になる知識は絶対にあるし、コツをつかめば すぐに再現できるテクニックもたくさんあります。
それを知ることで、子どもが小学生になっても、中学生になっても、わが子が初めての1歩を踏み出した感動と同じ感動を何度も味わえるはず。
その感動こそが、子育ての楽しみであり、醍醐味だと想うのです。
日々努力とは思いつつ、まだまだつたない、さらには小難しい文章を書くこともあるかもしれませんが、これからもそんな想いを忘れずに、piecesという場所で小さな感動を届けていけたらいいなと思っています。

