ほめ言葉を素直に受け取ると見える、私の“長所”〜piecesのワークvol.4
誰かに「○○さんすごいね」とほめられたとき、「全然そんなことないよ、私なんてまだまだ…」と返していませんか?
こういった謙虚な姿勢は成長のためにも大切だな、と思いますが、これを本気で「全然そんなことない」と思い続けてしまうと、「私なんて全然ダメだ」という思考がかたまってしまいます。
以前中学3年生の生徒の面接対策をしていたとき、「長所はなに?」と聞いたら「…わからない。長所なんてないよ。」と言われてしまいました。
私はその生徒の長所をたくさん知っていたので、その良さに気づけていないもったいなさに歯痒い想いをしたのです。
そんな経験を元に、今回のワークでは、ほめ言葉を通じて長所を見つける方法をお伝えいたします。
まずは、ほめ言葉のとらえかたを変えてみよう。
「お世辞」は素直に受け入れてOK!
「どうせお世辞で言っているのだから、真に受けてはいけない」という姿勢は、もうここで捨ててください。
その場の空気をよくするために「お世辞」が使われることはあるかもしれませんが、要素がゼロのものをほめることはかなりまれなはずです。
また、もしほめてくれた相手がコミュニケーションがやや苦手だった場合、お世辞ではなく「本当はもっと伝えたい本音があるのにうまく話せないだけ」という可能性もあります。
いずれにせよ、「ほめてくれた」という事実には変わりないので、「勘違いかな」と思わず、「ありがとう」と受け取ってしまってOK。
ただ、「私すごい」と調子に乗るのはちょっとやりすぎなので、私は「まだまだだけど、そう思ってくれる人がいるのはうれしい」という心持ちでいるようにしています。
(もしそれで「あいつ勘違いしてるよ〜」と笑われたら、それは笑う方に問題があるのでほおっておきましょう。笑)
ありふれた言葉を自分の中で分解してみる
「優しいね」「おもしろいね」というよくある言葉でほめてもらえると、「みんなそうでしょ」ととらえてしまうかもしれません。
ですが、あなたが誰かをほめるときもきっと、とっさに思いついて「優しいね〜」「おもしろいなぁ」なんていうふうに言っているはずです。
とっさに事細かに良さを伝えるのはテクニックが必要。
それができる人に出会えたら、めちゃくちゃラッキーです。
めちゃくちゃラッキーは簡単には起こりませんから、よくあるほめ言葉も素直に受け取り、その後に自分の中で細かく分解するテクニックを身につけておくのがおすすめです。
どう分解するのかというと、例えば「優しいね」と言われたら、まず何に対して「優しい」と言われたのかを考えます。
それが「相手が忙しそうだったから、お店の予約を取った」だとしたら、「相手の状況を予測して把握し、行動する力がある」と解釈できます。
また、友人の悩みをずっと聞いている時に「優しいね」と言われたら、「相手の心情を想い、寄り添う力がある」…といった感じです。
白い布にわずかな汚れがあるとキレイな部分の方が多くても汚れが気になってしまうのと同じで、ほとんどの人は自分の長所よりも短所ばかりに目が向いてしまいます。
「長所に目を向ける」テクニックは数こなすうちに身につけることができるので、このワークを通じてぜひ練習してみてください。
work time
1.よくほめられること、これまでにほめられてうれしかったことは何ですか?
最近のことでも、昔のことでも大丈夫です。
2人以上に言われたことなら、確実に長所!
2.ほめられた場面を詳しく思い出して書いてみましょう。
どんなときに、どんなことに対して言われましたか?
3.「ほめられたこと」を分解して、さらに長所を見つけてみましょう。
ほめ言葉を謙遜し続けている場合、「ほめられた」という意識自体が低くなっていて何も思い出せないことがあります。
今すぐ書けないときは、ぜひこの後から「ほめ言葉」を意識するようにしてみてください。
3つめの問いは少し難しいかもしれませんが、2の場面をよく観察して、誰にも遠慮せずに「私ってすごい!」を見つけてみてください。
1.よくほめられること、うれしかったこと
行動力がある
2.ほめられた場面
推し活で大阪〜東京間ならすぐ行ってしまう話をしたとき(愛知在住)
思い立ってすぐ企画をはじめたとき(仕事)
3.分解してわかった長所
「まずは試してみよう」という度胸がある
失敗を糧にする覚悟がある
好きなものを追求することができる
推し活の遠征は「好きでやっているだけだから」と思っていたのですが、「だとしても1人で東京に行こうとは思わない」と言われたことがあって驚きました。
推し活だけではなく、仕事面でも同じように行動力を褒められたことが何度かあったので、そこで初めて自覚をした…という感じです。
「行動力がある」自体も長所ですが、そこからさらに分解すると、「失敗してもいいや」と思えている面があったり(リスクはすごく考えますが)、「まずはやってみる」を大切にしているな〜ということも分かりました。
こうして公に書くとなると抵抗があるかもしれませんが、自分しか見ない自分ノートには、ぜひ思いっきり「わたしってすごい!」の自慢大会をしてみてください。
きっと数えきれないほどの長所があるはずですよ。

